ボトックス+ヒアルロン酸@プライベートハンズオンのつづきです。
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っというわけで、
Upper face(上顔面)のボトックスに引きつづき、
咬筋のボトックスへ。
咬筋のボトックスは
いわゆる「エラ」と言われる下顎角部周辺のフェイスラインの突出に対し行われます。
(また歯ぎしりや顎関節症において関節への負担を軽減するために用いられることもあります)

 

さて、えらボトックスのポイントは、

 
①フェイスラインをシェイプするために、
咬筋のどの部位を萎縮させれば効果的かを同定し

 
② 筋肉肥大の程度、
骨肥大の程度、
咬筋のボリュームが減少した際に生じうる皮膚のたるみの想定、
年齢、

 
等を総合して各サイドの投与量を決定
して実際の注入に入ります。

 

実際の注入において重要なのは、
咬筋筋体内に確実に投与することです。
このとき重要なのが針先が咬筋”筋膜を貫く感触”です。
最初は難しいかもしれませんが、
意識しながら繊細なタッチで針を進めればこれを感じ取れるようになります。

 

また 針先がしっかり咬筋の筋対内に入ると、
刺入部の皮膚を動かしても針先は動かず、
この操作でも針先が筋肉内に入っているかチェックできます。
(なお、針先が皮下にとどまっている場合は刺入部の皮膚とともに針先が動きます)

 
さて、こうして針の先端が筋肉内にあることを確認したのち、
数カ所に分散してボトックスを投与していきます。

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エラボトックスの投与スケジュールですが、
前回投与の効果のきれる頃(6ヶ月前後)で繰り返すのが従来の投与法です。

 

これに対し、特に筋肉の肥大の著しい症例(多くは下顎角肥大を伴う)においてシンガポールの形成外科医Woffles Wuは、
当初短いインターバル(彼のレジメンでは1ヶ月間隔)で50-80単位の投与を反復すれば
骨のリモデリングによる骨格の萎縮を生じ、より効果的に輪郭を変化させることができるとしています。

 
実際に数年前一緒にメンバーとして臨んだ
OSAPS(Oriental Society of Aesthetic Plastic Surgery) の顔面骨格形成の
パネルディスカッションで、
私を含め他のパネリストがすべて手術(骨切り)による輪郭形成の発表であったのに対し、
Dr Wuのみがボトックスによる非手術的Facial Slimmingで一部手術に匹敵する成果を
あげているのには正直驚嘆しました。

 
当院では咬筋肥大の程度、骨格の状態等により、
従来の投与法からWuのインテンシブなレジメンまで
あなたに最適な方法をチョイスしています。
お気軽にご相談ください(‘-^*)/

 
製剤はすべてアラガン・ジャパンよりデリバリーされたボトックスビスタ を使用しております。

 

 

“ Clinic for Your Smile !”

北山通り松ケ崎クリニック(現:四条烏丸松ヶ崎クリニック)