昨日、梅雨の晴れ間をぬって
当院にてアラガン社によるボトックスビスタ ®ハンズオンワークショップが開催されました。

 

これはこれからBotoxビスタを用いた治療をはじめられるDrに、
トレーナーとともに実際に一緒に注入を行いながら教科書だけではカバーできない実践的な知識・経験を身に着けていただくことを目的としたものです。

 

今回は近畿地方はもとより四国や東海地方からもAM+PM合わせて6名のDrにご参加いただきました。参加Drも眼科・脳神経外科をはじめとしてスペシャルティに富んでおり、それぞれの専門分野からの示唆に富んだディスカッションを頂きました。
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良い治療結果を得るためには
「ターゲットとする筋肉に正確に適正な濃度・量のBotoxを投与すること」
このシンプルなポイントが何をおいてもまず重要な点となります。

 

ワークショップでは実際にモニター患者さんを診察し、

・眉間の表情のくせ
・皺眉筋・鼻根筋はどのように走行しており
(筋肉の走行には人それぞれ微妙なヴァリエーションがあり、それに応じて注射の刺入点を決定)
・各筋がどの程度発達しているか
(これにより各刺入点の投与量を決定)
・シワの程度・皮膚の弾力性・筋肉の走行・発達の具合・周囲の筋肉の緊張など様々な条件

をそれぞれのDrにアセスメント頂き、参加者でディスカッションした後、実際の注入へ↓
このアセスメントをしっかりすることにより、教科書な(画一的な)レベルを超えて実際にターゲットとする筋肉をよりリアルにイメージし正確な場所に適正な投与を行うことができるようになります。
今回の参加Drもそれぞれ臨床の第一線で活躍されている方々だけに皆さんモチベーション・臨床能力ともに極めて高く、
本来ベーシックコースという事でしたがディスカッションが白熱し、実際にはアドバンスコース並みのレベルに相当する内容までやりとりすることができました。
(またセミナー終了後に、実際に患者さんに実施するにあたり自分でも経験しておきたいと自身で受けられる先生が続出し、われわれワークショップスタッフにとってもうれしい驚きでした。
私もそうですが、実際に自分が経験していると治療の痛みや治療後の日々の経過や治療によって得られる良いこと・注意点などがよくわかり、患者さんに説明する際も自分の言葉で説明でき、またよりよい治療への工夫が生まれてきます。)
今回も素晴らしい参加Drに恵まれ、良いディスカッションの機会を頂けましたことに心より感謝いたしますとともに、
皆様のさらなるご活躍を確信・祈念いたしております。
2012年7月9日

アラガン社公認ボトックストレーナー

西村 雄

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“Clinic for Life”  北山通り松ヶ崎クリニック(現:四条烏丸松ヶ崎クリニック)