以前のブログ(表情シワを予防するボトックス )でも書いたように、
お顔にシワが増えてくるのは
① 表情筋の作用
② 肌の弾力性の低下
③ 軟部組織のボリュームロスに伴う皮膚(envelope)の相対的余剰
の3つが大きくかかわっています。
おでこ(前額部)では前頭筋=眉をあげる筋肉の作用により横ジワが刻まれていきます。
そこで、この前頭筋に対しBotoxを注射してこの筋肉の動きを抑えてあげれば→おでこの横ジワはよらなくなります
ただし、おでこのボトックスにはいくつかケアすべきポイントがあります↓
①おでこに横ジワがある=眉を持ち上げる傾向がある人の多くが、眼瞼下垂のところでもよく触れているように前頭筋も使って瞼を持ち上げている為、ボトックスが効きすぎるとまぶたの重い感じの違和感が出現します。
→したがって、シワの分布と開瞼時の前頭筋の動きを見極めて注射ポイントと濃度・深さを状態に応じて調整していきます。
また、Botoxの反応の個人差や効き具合の好みもあるため、初回はやや控えめに施術し、1-2週間後にタッチアップ(微調整)をすることをお勧めしています。
②また投与ポイントのバランスにより内側だけが強く効きすぎるとスポック艦長のような眉になってしまいます( ̄□ ̄;)!!
逆に言うと微妙な投与の調節により眉の形もアレンジすることができます。
③ボトックスの投与によりある程度のシワまでは消失していきますが、深く刻まれてしまったシワの場合、ヒアルロン酸の併用が効果的です。
当院で使用しているBotox Vista
今年度の認定証明書(これがないとBotox Vistaを取り扱えない)
May 03, 2011 , in the repair room
T.Nishimura