本日はAM診療終了後、イントラジェンの製造メーカーJeisys社の担当者さんが来院され、私の顔をつかって最新の施術方法につき実際の施術とともにディスカッションしました。
私の顔での施術デモは3回目になりますが、1回目(昨年)・2回目(今春)と比べても施術方法がアップデートされてきています。
イントラジェンは同じモノポーラーRFのサーマクールと比べ、クーリングデバイスやヴァイブレーション機能が搭載されていないため、当初は「痛みのコントロールや治療効果の点でどうかな?」という疑問を抱いていましたが、
実際に2回のデモンストレーションを経て、痛みのコントロール+治療効果においてお勧め出来るレベルと判断し導入した経緯があります。
イントラジェンはクルマに例えると、豪華装備やよけいなオプションは装備されていませんが、質のよいエンジンをつんだレーシングカーのように、細かな設定を最適化し繊細なテクニックでドライブすれば高いポテンシャルを発揮します。
RFの施術はタイトニングとよばれますが、 その本質は組織を3次元的にシュリンクさせることにあり、したがって、 患者さん一人ひとりのお顔の状態を評価しどこにどのようにあてるが重要です。
>たとえば顔のボリュームについては、
A) ボリュームオーバーなところ(たるみ)→ 引き締めるべきところ
B) ボリュームロスのあるところ(くぼみ)→ ふっくらさせるべきところ
通常、RFによるタイトニングはAの効果を中心に施術されていますが、
照射方法によりBの効果を一緒に出すことも可能になってきています。
当院では毎回(*)照射前に患者さんのお顔の状態をアセスメントし
(効率のよい照射をすると次回にはたるみ・くぼみが変化しています)
最適な照射方法にかえていきます。
>> 次回、RFによるたるみ治療「イントラジェン(GFR)」4 へ続きます。
北山通り松ヶ崎クリニック 形成外科
西村 雄