先日も眼瞼下垂手術でした。
患者さんはバリバリお仕事をされている活気のあるLadyで、
仕事のご都合で、片側づつの手術を希望されました。
片側づつの手術の場合、
✓片目は普通なので(職種により)仕事をほとんど休まずに受けれる
✓術後手術をした目はwet cottonでdressingし安静にできるのでやや腫れや内出血が少ない
✓目の手術はこわくて緊張するという方も短時間で手術が終了する
…等のメリットがあります。
一方、気を付ける点としては
✓開瞼量の調整がよりシビアになってくる
(後日、反対側の手術をした際にHerring効果により対側の下垂傾向が生じるため)
→この点は、術前・術中にチェックをしてベストな開瞼量を決めていきます
✓片側を手術すると対側の下垂がより顕在化する
今回の手術でも左側の腱膜をちょうど良い位置で一旦仮固定した後、術中に右側の眼瞼を拳上してみるとやはりやや左側が下垂したため、右側の手術を見越して若干腱膜の前転を強めて固定しました。
PS)
「術後は仕事しても大丈夫ですが、手術したところは安静にしてくださいね。」
とお送りした翌日、
「先生やっぱり仕事するのにガーゼ外してもいいですか?
実はこっそりガーゼはがしてみたら全然腫れてないし、
もうこのまま仕事いってもいい?」 、とのお電話が、、、
「もともと両目同時に手術する人は術後からガーゼなしですからいいですよ」とお答えしましたが、
お仕事無理しないで下さいね
&アルコールは抜糸までは絶対だめですよー(o^-‘)b
北山通り松ヶ崎クリニック(現:四条烏丸松ヶ崎クリニック)
西村 雄