本日は久しぶりにまじめなブログです。

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さて年齢とともにやせて窪んでいく上まぶたですが、

この“くぼみ目”には3つの原因があります。

 

原因1ー腱膜性眼瞼下垂)

加齢に伴う眼瞼下垂を代償するために挙筋が過剰に緊張し
それにともない挙筋腱膜とつながった眼窩隔膜に収められている眼窩脂肪も奥へひきこまれるため、上まぶたがくぼみます。

 

原因2ー支持組織の弛緩)

眼窩という骨の入れ物の中でクッションとなる脂肪(眼窩脂肪)に守られている眼球。
この眼球はたくさんのロープ(ロックウッド靭帯)に支えられることでその可動性と適切な位置を保持していますが、加齢とともにこのロープ(靭帯)が緩んできます。

 
それとともに立位では重力の影響で眼窩内容が下垂し、
これが同じく加齢とともに弛緩してきた下まぶたに作用することで
下まぶたは突出(いわゆる“目袋”)、上まぶたは相対的にボリューム不足となり“くぼみ目”が助長されます。

 

原因3ー軟部組織の萎縮)

10代をピークにボリュームのあった脂肪も、
一般に30代~はしぼむ(萎縮)傾向が現れ始めます。
これに伴い若いころはふっくらしていた目元も
次第にくぼみ、やつれた印象が現れてきます。

 

>>同じように見えるくぼみ目も、
ひとりひとりこのような要因が積み重なってできています。

 

そこで実際の診療ではそれぞれの患者さんの
くぼみの要因を評価し、それに対する治療プランをたてていきます。

 

 

→次回に続きます(‘-^*)/
“Clinic for your Smile”