本日は涙袋などの目元に使用するヒアルロン酸についてお話しします。
まぶたの治療では特に以下の点を考慮する必要があります。

 

 

1)きわめて皮膚がうすい

2)つねに動きがあり表情により注入部が目立ちやすい
このため瞼へのヒアルロン酸では組織へのなじみがよく、
自然に仕上がるスイスANTEIS社のエセリスシリーズを好んで使用しています。

 

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エセリスシリーズにはソフト(SOFT)とベーシック(BASIC)があります↓↓

 

 

エセリスSOFT
私の経験上(架橋されている)ヒアルロン酸の中で最も質感が柔らかく、
コラーゲン製剤に匹敵する自然な仕上がりが得られます。
(涙袋や下眼瞼のちりめん皺によく使用します)
そのトレードオフとしてやや持続期間が短いことが唯一の欠点です。

 

 

エセリスBASIC
やわらかさ、組織へのなじみの良さと持続期間を両立させた高バランスの
ヒアルロン酸製剤です。
浅い所から深い所まで、目元から口元まで、
どのようなコンディションでもオールラウンドに使いやすく、
私が最も好んで使うヒアルロン酸の一つです。

 

 

当院では部位、年齢、皮膚のコンディション等の条件を検討し、
その時その場所にベストなヒアルロン酸を選択するよういつも心がけています。

 

 

次回は「鼻のヒアルロン酸」です。

 
北山通り松ヶ崎クリニック(現:四条烏丸松ヶ崎クリニック)

西村 雄