先週の休診日は当院にて
ボトックス+ヒアルロン酸のプライベートハンズオンレッスンを行いました。
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ボトックスハンズオンからセッション開始
①眉間:
ポイントは筋肉(皺眉筋)の走行を、
深部から皮膚への停止部までイメージし確実に筋肉内投与することにあります。
この部位はボトックスビスタの適応部位にもなっており、
一見ベーシックな部位と考えられがちですが、
まわりに前頭筋・眼輪筋・鼻根筋・眉毛下制筋、
さらに眼瞼深部には眼瞼挙筋が控えており、
狙った効果を得るには解剖学的関係の正確な把握が必要となります。
ボトックスの効かせ具合については、
この部位は俳優さんなどいかめしい表情の必要な方以外は
通常100%止めてしまっても問題ない部位です。
②おでこ(前額)
おでこのボトックスについては、
古いコンセンサスでは10-20単位の投与量とされていることが多かったですが、
最近はより投与量を少なくしある程度前頭筋の機能を残すようにしています。
クリント・イーストウッドのように彫が深く
眼瞼挙筋だけで目をパチっと開けられる西洋人に対し、
アジア人の多くは目を開ける時に
前頭筋を使ってまぶたの皮膚を持ち上げるため、
完全に筋肉を止めてしまうとまぶたの重い感じが出てしまいます。
したがって前頭筋のボトックスにおけるポイントは、
” どれぐらい筋肉の動きを抑えるのか ” ということになります。
また応用編として、
おでこのボトックスは眉の形を調節することができるため、
最終そこまで考慮して投与します。
③目尻
英語で”crow’s feet” (カラスの足跡)
と表現される眼尻のシワもボトックスの良い適応です。
ここでは眼輪筋の浅層からボトックスを浸潤させます。
なおカラスの足跡の下方のシワは大頰骨筋の作用でできていることも多く、
注意が必要です。
また応用編として、
前頭筋へのボトックスと組み合わせることで
より効果的に外側アーチの眉をデザインすることもできます。
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以上、ボトックスのポイントをまとめると、
「どの筋肉にどの程度効かせるか」
→それに対し最適な
投与法(筋肉内か、筋膜上か、皮下か、皮内か)・投与量を選択すること。
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次回、「エラ(咬筋)ボトックス」 に続きます。
北山通り松ケ崎クリニック(現:四条烏丸松ヶ崎クリニック)
西村 雄
“Clinic for Life”
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Shijo-Karasuma, KYOTO
12 Mar 2013
T.Nishimura
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